Shopifyで売れないときにまず確認すべき5つのこと

なぜ売れない

以前、Shopify(ショッピファイ)の無在庫輸出で商品が売れないときの対処法を紹介しました。

Shopifyで売れない理由のほとんどは、アクセスが無いことです。集客出来ないことには始まらないため、売れない場合は先ずは集客を見直してみるべきではあります。

今回は集客以前に、そもそも基本的な設定に間違いはないか、と言うことを見てみます。ちょっとしたことではありますが、見落としがちなポイントでもあるため、Shopifyで売れないときにはまず次のポイントを確認してみましょう。

1. 購入可能か確認する

そもそも購入が出来なければ、商品は売れません。そんなことは当たり前と思われるでしょうが、たまに、設定のミスなどで購入が出来なくなっているECサイトがあります。

例えばデザインを修正したときに「Add to Cart(カートに入れる)」のボタンを消してしまい、そのままにしていた、と言うミスもあります。これではどれだけ買いたくても、商品を買うことが出来ません。

カートに商品を入れることが出来ても、決済や配送など、チェックアウトの設定ミスにより購入が出来なくなっていることもあります。

一例を挙げれば、Shopifyペイメントでは、テスト購入用に「テストモード」を使用することがあります。このテストモードのままにしていれば、実際のクレジットカード情報を入力しても決済することが出来ません。テスト購入は出来るため購入可能と思い込んでしまうかも知れませんが、実際には購入出来ないこともあり得るのです。

購入可能かどうかは基本的な部分ですが、ミスしやすい部分でもあるため、アクセスもあるのに商品が売れないのであれば、まずは購入自体が可能かどうか確認してみましょう。

2. 配送設定を確認する

Shopfiyでは、配送先の国毎に配送方法を設定する必要があります。そのため、例えばアメリカ向けの配送が無ければ、アメリカの顧客は購入することが出来ません。

配送設定をしたつもりになっていても、実は販売したい国の配送が抜けていた、と言う場合もあり得ます。

また重量毎に条件を変える設定としている場合、一定の重さまでしか設定しておらず、それを超えた商品が購入できない、と言うケースもあります。

売りたい商品の販売先やスペックに合わせて、適切な配送設定がされているかどうかは、販売する前に確認しておきたいポイントです。

3. 決済設定を確認する

決済設定も重要な確認事項です。前述したように、「テストモード」のままであれば実際の顧客が決済することは出来ません。

また、決済方法自体が無効になっていた、と言うこともあります。有効にしたつもりが忘れていたり、何らかのテストをしたいため一時的に無効にしてそのままだった、と言う場合もあります。

決済方法が有効であっても、例えばShopifyペイメントでは有効にしたいクレジットカードの種類毎にチェックを入れることが出来るため、これを間違って外しておりほとんどのカードで決済できなかった、と言うケースも考えられます。

海外向けの販売であるのに、銀行振込しか決済方法を用意していなかったり、そもそも顧客が選択出来る決済方法が用意されていない、と言う場合もあるでしょう。

Shopifyであれば、Shopifyペイメントを設定すればほとんどの顧客はカバーが出来るため、少なくともShopifyペイメントの設定が間違っていないかどうかは、1度確認しておきましょう。

4. モバイルのデザインを確認する

Shopfiyで商品情報を登録したり、サイトの設定をしようとする場合、多くの人がパソコンで作業を行なっているはずです。スマホやタブレットに比べて、パソコンの方が画面も大きく作業効率も上がります。

ただ実際に商品を購入する人は、ほとんどのECサイトでパソコンよりもスマホの方が多いです。7~8割がスマホと言うこともあり得ます。

管理側はいつもパソコンでのサイトチェックは行なっていたとしても、自分のサイトをわざわざスマホで確認する事は少ないかも知れません。

そうするとパソコンでは正常に見れていても、スマホで見たモバイルデザインは、実は表示が崩れていたり、カートに入れるボタンが非常に分かりづらかったり、と言うこともあり得ます。

Shopifyのテーマはほとんどがレスポンシブ対応となっているため、基本的にはそのまま使ってもスマホ対応がされています。ですが、独自のテーマの場合はスマホ対応がほとんどされていない、と言う可能性もあるため、デザインを購入するときはスマホでのチェックも必須です。

加えて、デザインに関して何らかの設定や修正を行なった場合は、パソコンだけでなくモバイルデザインも1度は閲覧し、購入に問題がないかは確認してみましょう。

5. 広告の設定を確認する

Shopifyで無在庫販売をしようとした場合、集客の方法は大きく分ければSEO、広告、SNSとなります。SEOやSNSは効果を得るまで多少時間がかかりますが、広告は設定すればすぐにアクセスを集めることが出来るため、初期の頃は特に大きな集客ポイントとなります。

この広告の設定ですが、例えばGoogle Merchant Centerと連動させたGoogleショッピング広告などは、最初に設定をすれば基本的にはほぼ自動で運用が出来るため、ほったらかしにしている人も多いかも知れません。

しかし、Google側も定期的に仕様の変更を行なっているため、何らかの理由である日突然Shopifyとの連携がうまくいかなくなることがあります。実際筆者も突然Googleとの連携が止まったことがあり、Shopifyに問い合わせたところ、Google側の仕様変更により全世界的に発生している事象だと言うことが分かったことがありました。

またGoogleのMearchant Centerや広告アカウント内でも、何らかのエラーに対応しなければいけない、と言うこともあり得ます。

そもそも広告は、定期的に確認しながら改善施策を行なった方が効果が上がるものです。

自動設定で配信している広告であったとしても、たまにはアカウントにアクセスして、配信に問題ないか、改善点は出てきていないかは、確認した方が良いでしょう。

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